セットアップ
- X ボタンでジャンプし、空中で ZL + A を入力して盾サーフィンジャンプを行う
- 空中で、盾サーフィンジャンプの動作が終わる前に十字キー◀︎で盾を外す。その位置周辺でラグドール状態に入れなくなる
- 範囲外の場所でもう一度手順 1~2 を行うと、グリッチの発生位置が更新される
解説
ウインドボム、ノーマルローンチ、スーパーローンチ はいずれもリンクをラグドール状態(Ragdoll)にする——つまり制御を失い、外力によって人形のように脱力・硬直した状態で吹き飛ばされることである。「ラグドールグリッチ」は、リンクがこの状態に入れなくなるグリッチであり、発生するとバクダン、衝撃、爆発ダメージのいずれを受けてもラグドールが発生せず、ローンチできなくなる。
スピードランのコミュニティでよく言われる「Ragdoll Fix」と「Ragdoll Glitch」は本質的に同じものである。同じ「盾サーフィンジャンプ中に盾を外す」動作であり、違いは意図せずやってしまったのか、それとも意図的にセーフゾーンを現在地へ更新するために使ったのか、という点だけである。
セーフゾーン(Safe Zone)
グリッチ発生後もマップ全体が使えなくなるわけではなく、盾を外した位置を原点として、正常にラグドール状態へ入れる楕円形の範囲が残る。この範囲はリンクの正面方向に大きく偏っている:
- 前方:約 7 回のジャンプ分。8 回目で範囲外になる
- 左右のサイドジャンプ:それぞれ約 2 回分
- 後方:わずか 1 回のステップで範囲外になる
- 垂直方向:検証では明確な制限は見られず、ワープや落下で高さが変わっても、水平位置が範囲内なら正常に動作する
なぜ一定の距離離れるとラグドールに入れなくなるのか?
範囲外に出ると効果が単純にオフになるのではない。ゲームがラグドール物理を計算する際、リンクに隠れた回転力(Spin)が追加で与えられ、しかも原点から離れるほどこの回転力が倍々に急増する。強すぎる回転が通常の被弾によるローンチを妨げ、リンクは押し出されずにその場で回転してしまう。この回転力は普段は目に見えない。電気トラップでリンクを感電させ、浅瀬に落とすと直接観察できる。リンクが猛烈な速度でその場で回転し続ける。この異常な回転こそがローンチを妨げている正体である。
向きの影響と実戦での応用
衝撃を受けたときのリンクの向きによって回転の強さが変わる。グリッチを発生させたときの向きと反対(180 度背を向けた状態)であれば、異常な回転は大幅に弱まる。そのため、推進力が弱く角度も低いウインドボムの構成(例:四角バクダンを先に置き、丸バクダンを後に置く)は本来このグリッチで失敗しやすいが、グリッチを発生させる際に意図的にリンクを進行方向に背を向けさせることで回転力の大半を打ち消し、本来失敗するはずのウインドボムを成功させられる。
クイックデモ
クイックデモ
注意事項
- ラグドールグリッチ(Ragdoll Glitch)とラグドール状態(Ragdoll State)は別物である。後者はローンチに必要な正常な物理状態であり、前者はその状態に入れなくするグリッチである。
- セーフゾーンはリンクについてこない。場所を変えたらその都度、解除の動作をやり直す必要がある。
- 空中で衝撃を受けた場合と、地上で衝撃を受けた場合とでは、判定と挙動が異なる。
- 推進力が弱く角度も低いウインドボムの構成が最もこのグリッチの影響を受けやすく、背を向けて発生させる方法はこうした構成に特に有効である。